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内国為替取引とは

内国為替取引とは

内国為替取引とは離れた個人や企業の間で現金を運搬することなく資金の受渡しを行う取引。国内で日本円により行う為替取引を「内国為替取引」といいます。

 

個人や企業などが経済活動を行うと貸借関係が生じます。例えば売買取引であれば、モノやサービスを買った人は、売った人に対して代金を支払うことにより貸借関係を解消します。これを「決済」といいます。
決済の方法は、現金を支払うことが一般的ですが、決済の額が高額になると、現金の持ち運びに伴う盗難や紛失の危険が高まり、時間や経費もかかります。
これに対して、離れた場所の間で直接に現金を送ることなく資金の受け渡しを行う方法が「為替取引」です。為替取引は現金を用いないので、安全かつ迅速な決済が可能です。

まとめると、決済は直接現金のやり取りをすること、為替取引は遠隔地から現金ではない資金の受け渡しを行う方法です。

出典:内国為替取引|全銀ネットとは|全国銀行資金決済ネットワーク 

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図:A銀行からB銀行に対する50万円の振込取引

 
それぞれの銀行間で一回一回資金の差し引きをしていたら大変なので、中央銀行が間に入ってまとめて預金の差し引きを行なっています。この決済方法にも即時グロス決済など種類があります。

以下以前に書いた関連記事です。

hiyokko.hatenadiary.com

国内における振込取引およびこれに伴う銀行間の資金決済を行う「決済システム」を全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)といいます。また、全銀ネットが運営する為替取引の仕組みを「全国銀行内国為替制度」といいます。

全銀ネットとは

 全銀ネットとは日本全国のほとんどの銀行が利用しているシステム。それぞれの銀行の預金の差し引きの差額をシステム上で把握し、最終的に日本銀行へ差し引きの結果を送って、日本銀行はその通知を元に日本銀行内にある各銀行の口座残高に金額を反映させます。詳しくは全銀ネットのサイトのビデオを見るとわかりやすく解説されています。

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